経緯は前回、前々回の通りで、国税局の人から、消費税を申告しなかったのだから無申告加算税を支払えと言われています。
申告していなければ無申告加算税を支払うべきですが、私はeTaxを使って申告しました。申告書を送信した結果、eTaxのメッセージボックスに受信した納付番号通知、これによって納税完了している。弊社が消費税を期限内に納付していたことは、国税局の人たちも認めざるを得ませんでした。
このようなことになったはeTaxの不具合による。情報システムに不具合がつきものであることは、電話で対応してもらった国税局の人たちよりも、私の方がよく知っているところであります。
そのような点も踏まえつつ、今回の出来事を総括していこうと思います。
第一の問題点として、国税局の方々はeTaxに明るくない。「eTaxに不具合はなかった」と言い切った蛮勇には感服しますが、私から言わせてもらえれば、ただのウソつきで、こんなこともありました。
前々回の稿で1人目の担当者から、申告がなされていないから弊社の納税は「宙に浮いていた」と聞いた。前回の稿で2人目の担当者は、申告しなくても納税できると言った。ならばどうして1人目はあのようなことを言ったのか、尋ねると2人目は悪びれずに答えた。「宙に浮いてはいませんでした」
その2人目は、納付番号通知は納付依頼という操作をしなければ来ないと頑固で、私は何度も、申告書を送付したときに納付番号通知は来るのだ、と言ったが聞き入れなかった。相手の発言を聞く耳がないことこそeTaxに暗い証拠、とはいえ、もとからそういう人なのかもしれません。
結果として私の言ったことが正しかったのですが、説明書にそのように書かれていないから仕方ないのでしょう。しかし、説明書にないことが起こるのがeTaxだという認識を求めたいものです。
第二の問題点はこのことで、eTaxのマニュアルは総じて不十分です。2人目の担当者から「不服申し立てはeTaxから出来る」と教えてもらいましたが、その操作の詳細はどこにもありません。不服を申したPDFファイルを送付したいだけなのに。ちなみにこのPDF、eTaxの公式サイトからダウンロードしましたところ、非常に記入しづらいものでありました。
さらには送ったPDFファイルを受け取ってもらったのに、不服申し立てをしたことにはなっていない。申し立てできていなかった。20日後に知りました。驚きました。教えていただいた方には感謝しております。
総じて、きちんと設計されていないから、きちんと開発されず、ずぼらにテストされたから、すぼらにリリースされています。
マニュアルの作り手はさぞや困ったろう。否、よしやお金をもらってマニュアルを作るのなら、逆に、これらの不備を指摘しなければならず、お金だけもらって後は知らんぷりという会社もありますが、そこで働く技術者はストレスを感じているでしょう。少なくとも弊社に発注してもらえれば、そのストレスは除かれるでしょう。
第三の問題点は、eTaxの設計者の技術レベルの低さです。おおよそプロの仕事ではない。もし設計書があるならばプロのエンジニアは一瞥して嘆息するでしょう。餅は餅屋といいますが、情報システムの設計もまた同様なのです。
今のこの話では、申告書を送信しても納付番号が通知され、納付依頼しても納付番号が通知される。2人目の担当者の言葉を借りるならば、両者は違う業務である。違う業務をして同じ納付番号通知が発行されてはならないのです。この一事をもって設計者のレベルは推して知るべしなのです。
いわゆる設計バグで、このために私は今回の不利益を被った。根本的な原因と言えます。節約すべからざるコストを削ってはならないのです。
起こり得るケースをつぶさに想定できていないところを、餅屋ではない人のこしらえたお餅になぞらえました。
ただ、eTaxの設計バグであろうと私が思っているこの件ですが、2人目の担当者は最後までそれを認めませんでした。
彼の言うことには、「あなたの言うことは間違いで、同じ納付番号通知ではありません。申告書を送信したときの通知には『重複支払いにご注意ください』という一文が付きます。納付依頼だけをしても、このメッセージは付きません。これは納付依頼は税理士がして納税は会社の人がするからそうなっているんです」と。
私は、「一文が付くかどうかを問題にしているわけではありませんが、その『重複支払いにご注意下さい』は、私が申告書を送信したのが2回目だったから付いたのではないですか」と返しました。
しかし、2人目の担当者は「いいえ違います。私の言うことが正しいのです」と、ここまでくれば、さすがに私も口をつぐみます。
以前にeTaxから受け取ったメッセージを見返すと、「重複支払いにご注意下さい」とは書かれてありませんでした。申告書の1回目の送信の結果のメッセージの中に、いちいちそんな一文を挟まなくてもいいのです。
つまりこの2人目の担当者の発言はまたもや出鱈目でした。
別に私は、公務員の禄を食むもののあるべき資質について語りたいわけではありません。情報システムの会社で働いている者として、eTaxという情報システムを、まっとうなものにしたい。そのためにどうすればいいか、ということを考えたいのです。
弊社、ばんな情報システムは、eTaxの改善にやぶさかではないのです。
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