新元号は『令和』であります。
30年の平成が、30日を残すばかりとなったころ、それは発表されました。
歴史に名を残す、1つの元号が決まる過程に、選ばれなかったいくつかの元号案がありました。
その1つが『万和(ばんな)』であります。
令和元年の元日、5月1日に個人事業をスタートしたとき、その屋号を、ばんな情報システムとして登録いたしました。
選ばれなかったものの中にも、価値のあるものがあると思うからであります。
世の中、情報があふれています。
明日の打ち合せが延期になりました。先月と比べて売上が15%UPしています。四つ角のところに来週ハンバーグ屋さんがオープンするそうです。
情報には価値がありますが、一般的にそれは、素のままの状態では見出せません。
取捨選択し、加工しなければなりません。膨大なデータを集計したり見やすく出力したりすることも求められます。
取り出したいとき、間違っていないものを過不足なく取り出せなければなりません。
また、漏らしてはいけない人に、漏らしてはいけないのです。
古代ギリシア、プラトンはイデアを唱えました。
システムを観念論で語りたくない人もあります。当然のことです。
よく言われることですが、なんでもできるシステムはなんにもできません。
あちらを立てれば、こちらが立ちません。そちらを立てれば、どちらも立ちません。
現実は不完全であります。
完全なシステムなど存在しませんが、システムはイデアであるという考え方が大事だと思うのです。
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